「宇宙のステルヴィア」全26話を観終えた。2003年に放送されたアニメで画面も4:3のアスペクト比であるが、グラフィックや音楽の出来が良く、何よりストーリーが非常に面白い。
何がどう面白いのか説明するのは難しいのだが、1つ挙げるなら「テンプレな展開や演出が少ない」というのがある。テンプレはテンプレで分かりやすくて良いと思う場合もあるのだが、型にハマったものばかり観ていると、自らの思考も幅が制限されてしまい、ひいては偏見や差別につながってしまうように思う。
現実世界では敵味方の区別なんてはっきりしないし、同じような境遇に置かれていても人によって考えていることは全然違ったりする。そういうことを思い起こさせてくれる作品は面白い。
本作の主人公、片瀬志麻は、至って普通の環境で育ってきたと思われるが、感情の面倒な奴である。もし私の身近にいて深く関わることになったら、きっと私は戸惑うだろう。でも、それが人間というものだと思うから、それで構わないのだ。
ごちゃごちゃと感想を書いてしまったが、とりあえず「宇宙のステルヴィア」は面白いし、色々と考えさせらえる。昔の皆さんありがとう。
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