一昨日から昨日の夜に至るまで、Ubuntu 10.04をインストールしたマシンが起動できなくなっておりまして、その対応をひたすらやっていました。症状を簡単に説明すると、HDDからの起動はもちろん、Live CDからのbootもできないという状態なのですが、Live CDから立ち上げようとすると、そのまま立ち上げるか、インストールするか、メモリチェックするか、といった選択肢までは表示されるのです。しかしメモリチェックはできても、OSの起動をさせようとすると黒画面にカーソルの点滅で止まってしまいます。
普通、コンピュータやOSが正常に起動しない場合、まず行うことは、最小システムでの動作確認です。コンピュータの動作に最低限必要なのは、CPU、マザーボード、電源の3つで、これらだけを繋いだ状態で電源を入れ、うんともすんとも言わなければ、この3つのうちどれかが逝かれています。最小構成で動作するのであれば、その後はメモリ、光学ドライブ(もしくはハードディスク)と繋いでOSの起動が行えるか試して行きます。しかし今回はLive CDで動作の選択画面までは表示されるという症状なので、どこに原因があるのか長い時間分かりませんでした。ビデオカードを外してオンボードの方に繋いだり、CMOSクリアをしてみたり、結局BIOSの更新まで行ってしまいました。それでもダメで、これはもうマザーボードの買い替えか…?と諦めかけたとき、USB機器(キーボードとマウスをUSB切替器を通して繋いでいる)を繋ぎっぱなしにしていたことに気付きました。
「まさかこれじゃねぇだろな…」
と思いながらも背面のUSB端子を引っこ抜いて別のポートに刺したところ、
「何事も無かったかのように起動しやがった!」
というわけで無事に復活しました。どうやら背面のUSBポート(オンボードのやつ)の1つがOSに認識されていなかった(?)ようです。BIOSの設定画面などではそこに繋いであったキーボードを普通に使えていたのですから、ただ単にポートが死んでいたわけではないと思います。
こうして振り返ってみると、ものすごく無駄な時間を使ってしまった気がしますが、コンピュータの自作やLinuxの使用というのは、こういった試行錯誤の時間を費やしてスキルアップしていくものです(と自分に言い聞かせる)。結果的に解決できたのでよしとしましょう。
これで悩み過ぎて提出期限過ぎてる化学実験のレポートを提出してませんが…。
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