ブラックボックス

 私は未だにデスクトップではUbuntu 10.04 LTS 64bitをメインで使っている。大学に置いてるマシンも10.04である。なんで12.04 LTSにしないかというと、Unityってなんか複数画面向きではないように思うから。あとなんか私だけなのかも知れないが、12.04 LTS 64bitはインストール直後から「システムに問題が~」というダイアログが出る。Unityの問題はGnome Classic使えば?って話だが、それでも10.04で標準のGnome 2.3に比べると、カスタマイズ性で劣る。逆に12.04 LTSにしたほうが良いのは、まずドライバ。今使ってるマザーボードは10.04(カーネル2.6系)だとNICもサウンドもOSをインストールしただけではきちんと動作しないのだ。あと使ってるアプリケーションのバージョンが新しいというのもOSのバージョンを上げる意義となる。Inkscapeは10.04のノーマルだと0.47までしか上がらないし、Blenderは2.49b。これが12.04だとInkscapeで0.48、Blenderは2.6系が入る。このジレンマに対応するため、これまでも私はいろいろな作を講じてきた。古いバージョンのOSをメインで使い続けるには努力が必要なのだ。まずNICはオンボードではなく、Intel製の拡張カードを挿した。こいつは十分枯れてるから、まず間違いなく追加のドライバインストール無しで動作する。あとは10.04環境でのカーネルのアップグレード。3.0系にしてやると、マザーボードのサウンドチップが完全に動作するようにある。が、最近、このカーネル3.0系にアップグレードするという行為が、しばしば使っているうちに発生する不具合の原因になっているのではないかという疑念が私の中で生じてきた。そもそも、カーネルを3.0系にするというのは、普通にapt-get update & upgradeするだけでできない。Synapticから選択してインストールする必要がある。PPAの追加なんかもそうだが、こういうデフォルトではないカスタマイズは、システムに予期せぬトラブルを発生させる可能性が無いとも限らないと思うのだ。この辺、実は全然分からないので適当なことを書いているのだが、とりあえずガチャガチャといろんなとこをいじりながら使っていると不具合が発生するというのは事実であって、こうしたシステムはなるべくGUIが用意されていて誰しもがやるような操作だけで使っていくのが一番と言えば一番なのだ。んで、こんな長々と買いて結局何が言いたいのかというと、今は「SE-200PCI LTD」というONKYOのサウンドカードが欲しいということ。10.04環境でも挿しただけで普通に使えるらしい。今も実はCreativeのSound Blaster Live! CT4870という拾ってきたサウンドカードを挿して一応10.04環境で音は出るのだが、どうもアナログ出力はノイズがひどくてよろしくない。今度デジタル出力させるために変換コネクタ(このサウンドカードは、同軸デジタル出力が備わっているが、カード上の端子はステレオミニプラグなのである)を買ってこようと思うが、どうせならデジタル入力も付いた「SE-200PCI LTD」が欲しい。最近のLinuxサウンドカード事情で行くと、どうもCreativeの新しいやつはダメっぽい。ASUSはALSAの対応状況が良さそうなのであるが、情報が少なく手を出し辛い。その点、「SE-200PCI LTD」は発売からそれなりに経ってるし、評判いいし、値段も手が出ないほどじゃないし、で良さげである。

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