捕食者

 先日の日曜洋画劇場でやってた「プレデター」を観た。中学生の頃に1度観たはずで、内容も基本的には記憶と相違なかった。シュワちゃん若いっ!とか、捕虜女性がペタペタで素晴らしいっ!とかはまぁどうでもいいのだが、この手の映画、つまりジャングルものを観ると、生物系の邪念がいろいろと沸き起こってきてアクションに集中できない。例えば、主人公はプレデターから視認されないため、体に泥を塗っている。この泥、どう考えても菌やら寄生虫やらをたんまり含んでいそうである。まぁこの状況なら仕方ないとは思うし、基地に戻ってから治療を受ければいい話だとは思う。しかしやはり、この泥の上を裸足で歩くことすら私には恐怖である。あとは腕の皮膚を出してジャングルの中を移動していることもそうだ。植物に付いていたり上部から降ってきたりする危険動物(昆虫、ヒルなど)も怖いが、そもそも植物密度の高い場所で皮膚を出していると、移動するときに葉や茎で皮膚の表面が切れると思うのだ。私も西表の縦断をした際は、長袖シャツを着てグローブをしていたにもかかわらず、わずかに覆われていなかった手首に切り傷が複数できたものだ。

遅れを取った

 GIMP 2.8が出たそうな。昨日、

Trinity=Bulldozer+Northern Islands:大解説! Triniryに搭載した“Piledriver”と新技術 (1/3) – ITmedia +D PC USER

という記事を読んでいたら、GIMPがOpenCLに対応するみたいなことが書かれていて、「マジかよ!」と思って更に検索したら、ver.2.8が出ていたという。今使っている2.6系が登場してから3年半も経つそうで、もうすっかりこのバージョンに慣れ親しんでいたためか、最近更新情報などを気に留めていなかったのだ。ところで、Ubuntu 10.04 LTSにGIMP 2.8をインストールするにはどうすりゃいいのだ?GIMP公式サイトを見たが、Ubuntuについては「update & upgradeしたら自然と最新バージョンになるぜベイベー!」みたいなことしか書いておらず、少なくとも今のところUbuntu 10.04 LTSではGIMP 2.8へのアップデートは自動的に行われないようだ。GIMPといったらLinuxユーザーにとってかなり重要なソフトの一つだと思うんで、あと1年弱のサポートが残っている10.04 LTSについてもGIMP 2.8へのアップデートが公式で提供されると思うんだが、やっぱり12.04 LTSにした方がいいのかな?かな?

やっぱりあざとい

 「MIRACLE RUSH」が届いた。全体を通して聴いてみたが、歌詞のハマりは割合自然でよい。2番に入ると南場のタコス娘並みにダメダメな雰囲気を醸し出す曲というのも存在するが、これは最後まで質が落ちずに違和感無く聴ける。ちなみに、私は今まで「声優ユニットとか、あざとくね?」と思ってAiceやスフィアなどの声優ユニット(作品ごとのユニットは除く)が出すCDは買って来なかった。しかし今回は、曲の出来不出来に関わらず買うことが決定してしまっている「咲-saki-」シリーズの曲である。そのため、StylipSという声優ユニットものでありながら、購入した。歌詞カードの裏に声優4人が並んだ写真が付いているのであるが、どれが誰なのかさっぱり分からない。というか、声が分かるのは小倉唯さんくらいなもんで、あとはしっかりキャラと名簿を照らし合わせないと聞き分けられない……。

“ムシ”は結構色々含む

 先日、金曜ロードショーで放送された「風の谷のナウシカ」を観た。これ、前に観たのって何年前だろ。とにかく、今回観て思ったのは、自分が全然ストーリーを覚えていなかった、あるいは理解していなかった、ということ。特に前半部ね。巨神兵が出てくるとか、最後にナウシカがオウムの怒りを沈めるとかは覚えてたけど。ユパ様って誰?とか、ナウシカの親父って殺されるんだっけ?とか、そんな感じ。風の谷に菌が入り込んだのは、墜落した船の所為だったのか!などなど、よく分かっていなかった部分も幾つか解決された。

 あとはまぁつまらんツッコミなのだが、一応昆虫を扱っている大学院生として気になったことは、

「オウムの脱皮殻がでてくるけど、あれってどこから脱いだんだろ?」
→セミの抜け殻を観察すれば分かるが、大体背中の部分が割れてそこから脱皮することが多い。

なんてこと。まぁオウムはムシであって昆虫じゃないけどね。オウムを見ていると、「このサイズまで成長するのにどれくらいかかんだろ」とか、「こいつに寄生する種もいんだろな」とか、考えてしまう。

先っぽも万年は持たない

 もう半年以上前になりますかね。しばらく使っていなかった万年筆にインクを入れようと首軸と胴軸を外そうとした(ねじ込み式)ところ、首軸側のプラスチックがポッキリ折れてネジ山の部分が胴軸側に「持って行かれた……………!!」となってしまった、ということがありました。当然その後は首軸と胴軸の接続が上手く行かず、しっかり固定されない状態になりました。その万年筆というのはウォーターマンのハーモニーというやつで、定価15000円くらいの安い万年筆です。しかしまぁ安いといっても重量感があって私は好きでしたね。何より、自分の小遣いで買った万年筆ですし、大学受験の勉強をしていた際、主に使用していた筆記具でもあります。他にも色々と思い出があり、実は既に1回修理に出したこともある品です。なんですが、最近というか大学に入ってからペンでものを書くということが少なくなっておりまして、壊れてからもしばらくは放置していました。だって講義のレポートだってメールで出す時代ですよ?おまけに私は講義中にあまりメモを取らない人間ですし。それと野外調査で記録に使うのは油性マジックだし、重要書類の記入には油性ボールペンを使う方が安全ときている。繰り返し書いて覚えるとか、紙上で計算式を書いて問題を解くとか、ほとんどしないわけです。しかしまぁ壊れたままにしておくのももったいないというか、気持ち悪いな、と思い、ついに昨日、大学近くの文房具店に万年筆を持って行きました。この万年筆海外製だし(ウォーターマンはフランス)、いつ潰れてもおかしくなさそうな小さな文房具店で大丈夫か?と心配でしたが、店員さんに事情を説明すると、普通に取り扱ってくれるようです。とりあえず、見積りを取るのに1000円弱、期間は2~3週間かかるがそれでいいか、と尋ねられましたので、ハイと答えて預かってもらいました。まぁ予想ですが、修理費はLAMYのサファリが買える値段以上すると思います。でも修理して使えるなら使いたいしね。久しぶりに筆記具に金を使ってみるか、という感じです。

 あぁ、久しぶりにペンハウス見てたら、大西製作所のアクリル軸万年筆とか欲しくなってしまった……。