先っぽも万年は持たない

 もう半年以上前になりますかね。しばらく使っていなかった万年筆にインクを入れようと首軸と胴軸を外そうとした(ねじ込み式)ところ、首軸側のプラスチックがポッキリ折れてネジ山の部分が胴軸側に「持って行かれた……………!!」となってしまった、ということがありました。当然その後は首軸と胴軸の接続が上手く行かず、しっかり固定されない状態になりました。その万年筆というのはウォーターマンのハーモニーというやつで、定価15000円くらいの安い万年筆です。しかしまぁ安いといっても重量感があって私は好きでしたね。何より、自分の小遣いで買った万年筆ですし、大学受験の勉強をしていた際、主に使用していた筆記具でもあります。他にも色々と思い出があり、実は既に1回修理に出したこともある品です。なんですが、最近というか大学に入ってからペンでものを書くということが少なくなっておりまして、壊れてからもしばらくは放置していました。だって講義のレポートだってメールで出す時代ですよ?おまけに私は講義中にあまりメモを取らない人間ですし。それと野外調査で記録に使うのは油性マジックだし、重要書類の記入には油性ボールペンを使う方が安全ときている。繰り返し書いて覚えるとか、紙上で計算式を書いて問題を解くとか、ほとんどしないわけです。しかしまぁ壊れたままにしておくのももったいないというか、気持ち悪いな、と思い、ついに昨日、大学近くの文房具店に万年筆を持って行きました。この万年筆海外製だし(ウォーターマンはフランス)、いつ潰れてもおかしくなさそうな小さな文房具店で大丈夫か?と心配でしたが、店員さんに事情を説明すると、普通に取り扱ってくれるようです。とりあえず、見積りを取るのに1000円弱、期間は2~3週間かかるがそれでいいか、と尋ねられましたので、ハイと答えて預かってもらいました。まぁ予想ですが、修理費はLAMYのサファリが買える値段以上すると思います。でも修理して使えるなら使いたいしね。久しぶりに筆記具に金を使ってみるか、という感じです。

 あぁ、久しぶりにペンハウス見てたら、大西製作所のアクリル軸万年筆とか欲しくなってしまった……。

Post a Comment

Your email is never published nor shared.