グランツーリスモ5の話です。ネットワーク対戦をしていると色々なレベルのプレイヤーに遭遇します。レベルだけじゃなく相手に対する配慮も様々です。普通にわざとぶつけてくる人もいれば、間違ってぶつけてしまった後に申し訳ないと思っているのか全開で走らずわざと勝たせてくれるような人もいます。まぁ前者は論外としても、こういうのは一緒に遊んでいくうちに極自然に合意を取り決めて楽しくプレイできればいいのではないかと思います。ちなみに私は自分のことを中級プレイヤーだと思ってますよ。
ところで、タイトルにある「相手の走りが上手いと思うとき」ですが、これは簡単に言うと
「死角に位置する車を意識できている走り」
をみた時ですかね。GT5がいくらリアルだと言ってもゲームはゲームです。実車を運転するよりは格段に視野が狭いんです。そうすると、レースで横に並ばれた時にその姿を確認するのは困難です。そのため、相手の車がバックミラーから消えて横に並ばれたと分かった場合には、コーナーインで相手が車を通せる余裕を作らなければなりません。自分の方が少し前に出ているとしても、相手が減速やラインの変更をしきれないようなラインでアウトからイン側の縁石を踏むように突っ込んではダメです。当然ながらそんなことをすればぶつかります。自分がイン側に入る場合も同じです。相手がコーナーのアウト側を通れるようにスペースを空けて、外に膨らみすぎないように十分に減速してコーナーインしなければなりません。勝負はこのコーナーインから立ち上がりまでをライン幅を制限された状態でどこまでスムーズに行えるかで付けます。こういう駆け引きができる人が、私が言うところの上手い人です。
なお、このような駆け引きでどこまで突っ込むか、相手のラインを潰すようなドライビングをするかは、相手の技量をよく確認してからにするといいです。相手が節操無く突っ込んでくるような人なら、十分に前を走っている状態でもアウトインアウトは危険です。インへ無理に突っ込んでくる相手の車に横から当てられてアウト側の壁に叩き付けられます。これが思慮深い運転をする人ならちゃんと後ろを付いてきて同じラインを流してきます。インへ入ろうとする場合でもしっかり減速して立ち上がりでアウトに膨らまない小回りをするつもりでコーナーインするので、こちらがきちんとインへつけるコーナリングをするとみたらさらに減速してぶつかってくるようなヘマはしません。
でもまぁ誰でも失敗はします。流そうと思っているラインで常に流せたら苦労しません。しかし後ろからついて走れば、もしくはバックミラーをしっかり見ていれば、相手の技量というか走りの傾向はだいたい把握できるようになると思います。そういうの意識して皆がGT5やってくれたらネットワーク対戦の質も上がるかなぁと思います。
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