タイヤの話

 GT5の話です。グランツーリスモでは走行時にタイヤの種類を選ぶのですが、このタイヤというのはタイムに大きく影響する要素の一つです。細かい重量配分やサスペンションの具合、空気抵抗なんかの話を置いておくと、走りの速さに影響するのはPower, Tire, Weightの3つです。それでですね、GT5ではGT4よりタイヤの種類が減って、コンフォート、スポーツ、レーシングの3カテゴリーにそれぞれ、ハード、ミディアム、ソフトと種類があるのですが、当然一番グリップが良いのはレーシング・ソフトで、次にレーシング・ミディアム、レーシング・ハード、スポーツ・ソフト、…と続きます。グリップ力がよければそれだけ速く走れるわけで、スリップもしない、コーナリングスピードも上がる、発進やブレーキ性能も上昇、といいことずくめな訳です。私がネットワーク対戦でよくやる1 Rap Raceではタイヤの耐久性が問題になることはあまり無いので、もっともグリップの高いレーシング・ソフトを使うのは当然の流れと言えます。

 しかし、それを敢えてレギュレーション設定によりブロックするのが私の流儀です。なぜかというとですね、はっきり言ってレーシング・ソフトのグリップ力は500hp程度のパワーを抑える付けるのには十分過ぎるのですよ。つまり、レーシング・ソフトを履かせてしまっては、下手なドライバーでもよほどのことをしないかぎりスリップしたりしなくなるわけです。こうなると何のために苦心してサスペンションやらLSDやらのセッティングを出しているのか分かったものじゃありません。それにラインへのこだわりも薄くなっていきます。だってちょっと無理なラインで突っ込んでも曲がりきれてしまうわけですから。そんなかんじでレーシング・ソフトを使って走りを続けていたら、きっと下手なドライバーになること間違い無しです。なので私は自分で作るルームでは必ずレーシング・ハード以下にタイヤを制限、他人のルームでやる時も相手の力量を見極めてどうしても勝てない時だけレーシング・ソフトを使うようにしています。普段レーシング・ハードで走ってるコースをレーシング・ソフトで走ればそりゃもう思い通りの完璧なラインで走れますよ、えぇ。

 最後に目安ですが、400-500hpではレーシング・ハードが適当だと思います。300以下ならスポーツタイヤで十分です。

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