・「ハロー!!きんいろモザイク」
ゆるふわアニメとしての出来が素晴らしい。うまく表現できないのだが、展開に無駄がないし、テンポも良かった。ただ気になったのは、最後の方に登場した外国人の老婆 (クレジットでの役名は「おばあさん」だと思う)の英語がイマイチだったこと。それに対応する日本人のお姉さんの方が流暢な英語だった。端役のキャスティングに関することで本作の本質的な部分にはあまり影響しないかも知れないが、英語にはこだわって欲しいと思った。
・「グリザイアの迷宮・グリザイアの楽園」
初回が約1時間ということで観応えのあるものになっていた。私はこれまで、不条理と残虐をセットにしただけの作品を批判してきたが、本作は不条理ではない。お約束で官能的なシーンを挟むだけのラノベ展開でもない。よく練られたストーリーで感心させられる。登場人物が理知的なセリフを言うということは、それを書いている人間も合理的な思考に基づいているということで、安心感がありつつも、私自身の思考をどのように超えてくるのか楽しみでドキドキさせられる。
・「プラスティック・メモリーズ」
少なくとも1話を観た限りでは、大々的に打っていた広告に見合う出来であると思った。作画のレベルも高いし、音楽もよく仕上がっている。人物の表情が特に素晴らしい。設定には幾つか納得のいかないところがあり、その1つとしては、あのようなアンドロイドをそもそも市場に出すということの倫理性が怪しいということである。今後の展開で私の抱いた疑問に何らかの答えが与えれると素晴らしいが、そうでなくても十分に観る価値があると思う。
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