Snow Leopardをまだ使っているという話

 どうやら調べてみると、AppleによるMacOSX 10.6のサポートは2014年の2月で打ち切られたみたいなのだが、まだ私は10.6.8を使っている。ハードウェアは今から6年前に購入したMacBook (2008 early)である。同じ製品を使っている人なら知っているだろうが、こいつは10.8のシステム要件を満たしていない。10.7は入れられるのだが、Rosettaが無いことを理由に移行しないでいたら、ずるずると来てしまった。

 そんなMacBook (2008 early)であるが、今年の4月に再インストールをした。TimeMachineや移行ツールはほとんど使わず、手動で操作しMailから研究データまで移動させたのだ。このマシンは私が最初に個人用として購入したものであるため、コンピュータでやることはほぼこのマシンでできるよう、数多くのアプリケーションをインストールしていたのだが、今ではその多くが不要になっている。また腕が今より未熟なときに色々と設定を弄ることもしていたため、セキュリティー上の不安がある上に、再インストール前は複数のApple標準アプリが動作しなくなるなどの不具合も出ていた。そこで意を決して再インストールを行ったわけである。

 再インストールに際しては、まず新環境で使用するアプリケーションの選定から始めた。なるべく余計なものを入れないことを念頭に、必要なアプリケーションの最新版を調べ、10.6.8でインストール可能か調べた。
 またユーザーデータの構造も見直した。なるべくディレクトリ名を英語にするようにし、不要なものは別の場所にバックアップを取ってMacBookからは削除した。
 セキュリティー面では、ファイアーウォールの設定などを改めて行い、ブラウザの設定もやり直した。FileVaultは以前から入れていたが、再インストール時も当然導入している。

 結局のところ、もっとも時間がかかるのはファイル移動である。写真やメールなどのファイルサイズは数十GB単位であり、USB 3.0やThunderboltが使えないこのモデルではI/Oがどうしてもボトルネックになる。NASとUSB 2.0接続の外付けHDDを複数使い、並列化しながら行った。

 現在、再インストールしてから4ヶ月近くたっているが、やはり再インストール後は気持ち動作が速くなったし、それまで抱えていた不具合が解消されたため快適さが向上している。結論としては、現状、10.6.8を使っていても私にとって何ら問題はない。金さえあれば最新版のMacBook Pro Retinaでも買いたいところだが、そんな金は無いのでこのMacBookが壊れるまで、あと2~3年なら多分10.6.8で使い続けると思う。それ以降も使うなら、Ubuntuか何かをインストールしないと、ブラウザ等のアプリケーションで最新版が対応しなくなってくるので辛いと思うが。

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