滅びゆく運命

 大学で拾ってきたPower Mac G3 B&Wの分解作業を進めている。このマシンは拾ったときに壊れておらず普通に起動できる状態ではあったのだが、正直言ってG3のマシンに使い道はない。メモリは1Gまで、HDDにBigDriveは使えない、電源も非効率、ファンが制御されていないから稼動音がうるさい…と様々な理由でだ。椅子にするのがせいぜいといったところである。それで、分解・改造の目標としてはこのマシンのガワだけ残し内部に普通のDOS/Vマザーを入れたい。外側は10年以上前のMacだが中は最新のハード、というものを作りたいのである。参考となるサイトは幾つかあるから、多分出来るだろう。予算を計算してみたが、Micro-ATXのマザーにAMDのAシリーズのAPU(下位)と8GBのDDR3を組み合わせると、電源・ストレージ別で2万(電源の延長ケーブルやスイッチ周りのパーツも含む)というところだ。電源は手持ちのAbee 360Bが何も加工せずにPower Mac G3 B&Wのケースに搭載できることを確認した。

 ところで、この拾ったマシンには3.5インチドライブにZIPドライブが装着されたいた。話には聞いたことがあったが、ZIPはドライブもメディアも実際に見たことは無かった(この辺が私の経験の少なさである)。よって私にとっては初ZIPである。ところが、せっかくドライブが手に入ったのだからメディアも入手してみようかとAmazonで検索したところ、まったく引っかからなかった。さらにgoogleで調べてみると、2006年の時点でメディアの入手はどうしたらいいのでしょう?と言っている人がいた…。要するに、もうメディアが入手困難である。

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