割箸の摂理

 Amazonで竹天削箸を200膳買った。なんでAmazonで割箸?と思われるかもしれないが、竹の割箸でそれも天削となると、どこにでも売っているというわけではない。売っていたとしても紙の箸袋に入っていて割高だったりする。私は単に竹材として使うだけなので、業務用に100本単位で売られているようなものが必要なのだ。

 それで、その200膳が届いたので今日はとりあえず30膳、瞬間接着剤で割箸の割れている部分をくっつける、という作業をした。割箸に少し力を加えて割れ目をずらし、断面に瞬間接着材を付けてあとは洗濯バサミで挟んでしっかり接着させるのだ。単純な作業だが、けっこう時間がかかる。空いた時間に音楽でも聴きながらやるのがいいだろう。

 んで、その作業中に考えていたのが、「これはものすごく無駄な作業なんじゃないか」ということ。だって、わざわざ割れるように加工していある竹を、割れないように接着剤でくっつけるという作業をしているのだ。無駄な労力以外のなにものでもない。しかし、割箸ほどの厚みと幅がある竹の材というのはあまり売っていないというのも事実だ。竹というのは節があるから、ある程度の厚みを均一に確保しようとするとそう長い材は作れないだろう。ちなみに割箸の長は大抵、21cmか24cmだ。この程度の長さでは工作剤としての需要は低い。竹ヒゴや薄い材なら近所のホームセンターでも売っているが、それじゃ強度的に用途を選んでしか使えない。だから私は割箸をくっつけなければならないのだ。例えそれが、割箸の倫理に反することであったとしても。

 ところでその割箸を割れないように接着した竹の材を一体何に使うかというと、ゴム銃を作るためだ。実は今度の12月、京都で初となる日本ゴム銃射撃協会の正式な競技会「第1回京都ゴム銃競技会」が開催されるのだ。私も参加する予定であるが、その大会の景品として自作の銃を提供しようと思っている。そのための200膳だ。ちなみにこの大会、JR京都駅の近くで開催され、参加自由・参加費無料である。興味のある方は是非リンクから詳細をみてほしい。

Post a Comment

Your email is never published nor shared.