男の道具

 昔、父親に「何か買ってやる」と言われ、「ラチェットドライバーが欲しい」と言ったのは小学生のころの私である。それからも事あるごとにピンバイスやらノコギリやら、色々買って揃えてきたほどの工具好きであるのだが、今日久しぶりに工具を買った。ラチェットドライバーである。小学生のときに買ってもらったものは今もまだ使える状態で、コンピュータの組み立てやらなんやらで毎日のように使っているのだが、一番よく使っていたサイズの差し替え式ビット(?)を紛失してしまった。あとそもそも最初からセットになって入っていたドライバー先端部が細いものしかなく、大きいサイズのネジには使えないでいたということもある。そしてこの製品に関して言えば、替えの先端部というのは多分入手が難しい、独自規格だからだ。と言うわけで、新しく買ってきたのは業界標準の6.35mm六角ビットがハマるラチェットドライバーだ。ラチェット機構の出来がよい、998円の品を選んだ。インパクトドライバーなどで使用される対辺6.35mmのビットなら全国どこのホームセンターでも売っているから、もしなくしてしまったとしても先端部の替えは幾らでもきく。しかもビットの長さや先端部の形状(+-だけではない)もバリエーションが豊富だ。ドライバーというのは基本中の基本な工具だから、使うドライバーの質にはこだわっていきたい。

 そして今、他に欲しいなぁと思う工具は”いいモンキーレンチ”。モンキーレンチは下宿にあるが、安物なので使い勝手が悪い。あとラチェットレンチ。正確に言うとラチェットハンドルとソケットでレンチとして機能するもの。これがあると自転車の整備が出来る。

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