やっぱりプロは違う

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 前回の続きで昨日のことです。建具屋さんが来られてハイベッドの足を切ってもらったのですが、やっぱり職人さんというのは凄いと思ったという話です。

 ハイベッドは木製の板をネジで留めて組み立てるタイプのもので、足を切るにあたって、ただ切断するだけでなく、前に空いていた穴に合わせて新たなネジ穴を空ける必要というのがありました。足部分の板の厚さは、約3cmと約10cm(前後で異なる)なので、そんな分厚い板に綺麗な穴を空けようと思ったら、私のような素人だとボール盤を使うのがよいのですが、なんと建具屋さんは片手で持てる電動ドリル一本で空けてしまいました。しかも、板を立てた状態で。それも、片側から貫通させるのではなく両側から穴をあけて貫通させたのです。日曜大工程度ならやり慣れている私ですが、この業には感服いたしました。建具屋さんがお帰りになってから自分で組み立てしましたが、もちろんネジ穴はぴったりです。
 これ以外にも、中空の板を切る業とか、カラー釘を塗料を剥がさず打ちつける業とか、見ていていろいろ学ぶことがありました。実にいいものを見せてもらったなぁとしみじみ思います。しかしこうしてみると、扉の不具合を直した程度でいい気になっていた自分が恥ずかしくなります。今日のことで自分の素人加減というのを思い知りました。

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