つーかまえたっ!

 早速捕まってしまって若干面白く無いのですが、昼に外から帰ってみたら、冷蔵庫下に設置していた粘着式捕獲器(商品名は出しません)にコワモンが捕らえられていました。ちなみに前から設置してあった方です。とりあえず、生きた状態で引きはがして飼育ケースに戻すのは嫌なので、死んでもらうために粘着式捕獲器(商品名は出しません)ごと冷凍庫に入れました。

 ところで、ゴキブリを冷凍庫に入れるとどうなるかという話を今回書きたいと思うのですが、当然のことながらゴキブリに限らず殆どの生物は冷凍庫に入れれば死にます。昆虫は標本にしようとする場合、大きく分けると4つの殺し方というのがあり、”毒で殺す”、”冷凍する”、”餓死させる”、”圧迫等により体内の構造を壊す”、という方法がその昆虫の種類や目的ごとに用いられています。私は基本的に”冷凍する”で殺すことにしているので、甲虫もゴキブリもとりあえず冷凍庫に突っ込むのですが、ゴキブリの場合、甲虫よりも体の構造物、脚とか触覚とかが冷凍庫から出して動かした場合に壊れやすいです。十分に解凍してからでないと容易に脚がもげたり、触覚が途中でパリンと折れちゃったりします。なので冷凍して標本にする場合は、ちゃんと解凍して(もちろん自然解凍です)から慎重に扱うか、もしくは冷凍庫に入れる時間を極力短くし、完全に凍る前に取り出すという努力が必要になります。しかしながら、冷凍庫に入れている時間が短過ぎると、ゴキブリは寒さで一旦仮死状態になっているものの、また動き出すという場合があります。私も経験があって、アルコール漬けにするためのビンに入れようとピンセットで持ち上げたら脚を動かしたので、慌ててもう一度冷凍庫に入れたという感じです。なので最高の状態で殺すにはゴキブリがちゃんと死ぬ(もしくはビンに移してアルコール漬けになり、ビンのふたを閉じるまでのあいだ仮死状態になっている)ギリギリのタイミングを見極めることが大切なのです。

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