私がたまに行くスーパーの横に、小さな魚屋があるのを昨日発見した。専門店で食品を買うのがマイブームの私は、少し通ぶってその魚屋でブリの切り身を2切れ買ったのであるが、塩焼きにして食べたらとても良かった。まぁ、隣のスーパーで買ったブリと何が違うのかと聞かれると困るのだが。その魚屋の店構えは実に小さく、しかもその中で大人3人が働いていたので、狭かった。老齢の夫婦(70代くらい?)が店先に、そして息子か孫と思われる30代くらいの男性が中で何やら捌いているようだった。
さて、このような専門店で買う場合、私はいつも「いったいこの店はどうやって商売を成り立たせているのだろうか?」と考えるのである。店の奥では鮮魚を、店先では加工済み(塩焼きとか煮付けとか)の魚を取り扱っているようであるが、どう考えてもすぐ隣にスーパーマーケットがある状況で、個人客だけを相手に十分な儲けが出せるとは思えない。だからおそらくは、近所の料理屋に市場で買ってきた魚を卸すのが本業で、余ったものを店先で売っている、と考えるべきだろう。京都市内は海から遠いので、魚を扱う料理屋は自分で魚河岸に買い付けにいくということはなかなかできないと思われるから、十分商売が成り立つはずだ。
だがその魚屋は、ふらりとやって来たいけ好かない男子大学生にも親切で、わずか600円の買い物をしただけなのに、随分と丁寧に対応してくれた。立っているのがやっとそうに見えるレジ打ちの婆ちゃんも、「お兄さん、ありがと、ありがとね」と言ってくれ、逆に恐縮したものである。
以上、魚屋で魚を買ったというだけの話。
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