最終話を観て_2014秋 その3

・「甘城ブリリアントパーク」
 お約束な展開を散りばめながらも、全体的な仕上がりが良く、楽しめた。千斗いすずの淡々とした喋りに加え、モッフル、マカロン、ティラミーの3人の面白さは各話を通じて安定していた。流石、京都アニメーション製作と思わせる出来栄え。購入してはいないが、主題歌も良かった。

・「Fate/stay night [UBW]」
 分割2クールの前半だけであるが、全体的に特に不満もなく、順調である。バーサーカーやアサシンとの戦闘シーンは、以前私が「Fate/Zero」で感動した最初のアーチャー vs バーサーカーの場面と同程度のクオリティーに仕上がっており、観応えがあった。OP&ED主題歌はCDで購入済、これも期待を裏切らない出来であった。

・「天体のメソッド」
 途中、面白くなって一気に観た時もあったのだが、最後に近づくと難解度が増し、観るのが辛くなった。私は1話を観たときに「既にいろいろな作品でやり尽くされたテーマ、設定、演出の焼き直しな気がする。」と書いていたが、やはりその通りであったばかりか、完成度から言うとよくある恋アドのストーリー以下である。特に、柚季や汐音が途中で態度を豹変させるのは理解に苦しむ。また最後になぜノエルが出てくるのか意味不明だし、なぜ汐音だけが乃々香と記憶を共有していたのかも一切分からない。「こういうことが描きたかったんじゃないかな」という予想は立てられるのだが、レベルが低すぎてそれを十分に考察できない。絵と音楽の出来だけは標準以上なので多くの視聴者が付いたと思うのだが、最後まで観ると残念な気持ちになる。

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