NHK BSプレミアムで放送された、シャーロック(原題: Sherlock)を2話分観た。1話目の副題が「ピンク色の研究」(”A Study in Pink”)な時点で、「これは観るべき!」と思い、とあるアニメと放送時間が被っていたにも関わらず、この映画を優先して録画した。
舞台は現代であり、携帯電話なんかも事件に絡んでくる訳だが、作品の雰囲気としては、原作に忠実である気がした。全体的に話の流れは良く、笑える箇所もうまく盛り込まれていて、観ていて飽きない。ただし、原作でもそうだが、シャーロック・ホームズの推理には納得のできない箇所が多い。
シャーロック・ホームズは作品の随所で、観察と”推理”によって他人のプライベートなことを言い当てているが、多くの場合、それは”想像”という程度のものであり、私なら観察によって同じ情報を得たとしても、自信を持って相手に言うことなどとてもできやしないと思うものばかりである。
演者についてであるが、ホームズ役のベネディクト・カンバーバッチもワトソン役のマーティン・フリーマンも、私にとってはほぼ初見である。ホームズ役の方はいかにもという感じの個性的な顔つきで結構だし、ワトソン役の方もハマりがよいと思う。ただし、日本語吹き替えでホームズを担当している三上哲の声は1話ではなかなかしっくりこなかった。
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