1話を観て_2012秋 その4

・「ROBOTICS;NOTES ロボティクス・ノーツ」
 種子島でスーパーカブとなると、「秒速5センチメートル」を思い出してしまうね。この手のアニメでいつも私が目をつけるのは、いわゆる「近未来デバイス」の設計についてであるが、この作品は結構いい感じだと思う。まぁ見た感じ、タブレット端末の出来やAR技術なんかは技術レベルでほぼ既に実現可能なレベル、普及という面でもあと5,6年すればこんな感じになってるんじゃなかろうか、と思う近未来ぶりだ。設定が2019年という点からしても、そんな感じだろう。今後もその辺りを楽しみにして観たいと思う。音楽の出来は普通だと思った。

・「PSYCHO-PASS サイコパス」
 前に書いたかも知れないけど、やはり花澤さんは追い詰められたようなシリアスな場面を演じているときの方が私は好きだ。「トゥットゥルー」とか言っているよりもね。だから虚淵さんの世界観と組み合わせるのはいいことだと思う。ところで、前に私は「不条理」「残虐的」という2つのキーワードで「BTOOOM!」というアニメを批判したことがあったと思うが、このアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」は、不条理を描いているようでいて実際のところは不条理でも何でもないと私は思う。突発的に生じた状況というのは不条理たりえるが、民主主義の社会でシステムとして構築されたものは不条理たりえないからだ。「残虐性」に関しては、このアニメももう少し抑えてくれると、人に薦めやすいかな、とは思う。音楽は普通。いかにもProduction I.Gらしい映像で、それはすぐに分かった。

 というわけで、ノイタミナ枠から2本でした。

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