PSPとPS VITAで聴き比べ

 音楽再生機としての実力はいかに。使用したのはPSP(3000シリーズ+4GB MS Duo Pro)とPS VITA(PCH-1100+16GB専用メモリーカード)。いずれもイコライザの設定等は全てオフ。Linuxの「サウンド変換」でApple Losslessから320kbpsのMP3 VBRに変換。不可逆圧縮を施しているのは、容量の小さいメモリーカードに入れることを考慮して。あと、WAVではアルバムアートワークが登録できないから。ヘッドフォンは4ヶ月ほど使用しているSONY MDR-ZX700を延長ケーブル介さずに各ゲーム機に直刺し。いや全く、ゲーム機に組み合わせるのに現実的なヘッドフォンですよ。曲名リストはレビューとともに。

以下、
■タイトル / アルバム [アーティスト]

■たまんない! KISS OR DIE!? / セキレイ~Pure Engagement~ [結 (早見沙織), 月海 (井上麻里奈), 草野 (花澤香菜), 松 (遠藤綾)]

 神前さん作曲の中でも最高峰だと思う曲の1つ。ノリのいいリズムと共に4人で歌う女性声優の声を楽しめる。

 聴きやすいのはPSPの方。バランスがいい。VITAの方が高解像度感、クリア感はあるが、聴いていて疲れそうな音。こちらは低音が強調され過ぎてボーカルが弱く聴こえてしまう。

■Reach Out To The Truth / Never More -Reincarnation: PERSONA4- [平田志穂子]

 とにかくかっこいい曲。

 VITAの方がいいと思った。低音域のクリア感が全然違う。サビの後でタンッタンッと鳴る金属的な音も、VITAの方がはっきり聴こえて楽しい。PSPはソフトな感じで先ほどと同じく聴きやすいと言えば聴きやすいのだが、そのソフトさがこの曲では気になってしまい、すっと耳に入って来ない。

■D City Rock / Panty & Stocking with Garterbelt The Original Soundtrack [TeddyLoid Feat. Debra Zeer]

 私のライブラリの中では、再生回数4位の曲。神曲と呼ぶに相応しい。

 のっけからドンドンと低音が響く曲だし、最初からリラックスしようと思って聴く代物じゃないので、こちらもVITAの方が音質良く感じられると思った。とはいえ、バランス的にはやはりPSP。集中して聴こうというのでなければ、PSPの方が聴きやすい。

■Re / そうかな [小田和正]

 私が初めて買ったCDアルバムから1曲。

 PSPも悪くは無い。しかしVITAの前ではクリアさで負けてしまう。小田和正さん聴くならクリアさが命。歴然とした差だと思う。

■リライト / リライト [ASIAN KUNG-FU GENERATION]

 初めてシリーズその2。初めて買ったシングルCD。

 これも最初からドンッドンッな曲で、聴き比べるとVITAの低音がクリアであることが際立つ。

■Daily Morning / 「あかね色に染まる坂」 オリジナルサウンドトラック gradation! [En Feng]

 最後にサントラ系を1つ。

 正直言うと、あまりこれまでの曲で感じた様な大きな差を感じない。ドンドンシャリシャリな曲じゃないからかな。しかしVITAの方がクリアなのは確か。

ーーー

 以上より結論。PS VITAはPSPより音がいい。少なくとも今回試した組み合わせの環境では。クリアさと高解像度感でPSPに大いに勝る。まぁPS3と同じくらいの値段でシャカシャカした音しかしなかったら泣くわな。あぁ、あとはこれでFLACとか再生できさえすれば……。

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